書籍_嫌われた監督~落合博満~は中日をどう変えたのか。書評です。


こんばんは。ひさおです。

 

野球ファンならまだしも、野球ファンでなくてもこの方の名前は聞いたことがあるだろう。

 

落合博満

 

 現役生活では、日本プロ野球史上唯一となる3度の三冠王 

 

 監督生活では、全ての年でAクラス入りを果たし、4度のリーグ優勝・1度の日本一 

 

まさに生ける伝説といってよいだろう。

 

今回の書籍はそんな生ける伝説・落合博満の監督生活に密着した

 

中日新聞の記者、鈴木忠平氏が著者である。

 

監督生活が時系列で綴られており、各年毎で取り上げた中日選手とのエピソードが掲載されている。

※ひさお的にはもっと選手のエピソードを載せてほしかったが、著者が落合監督の番記者のため限りがあったのかも

 

プロ野球ファンにとってはたまらない作品となっている。

※逆にプロ野球に興味ない人はつまらないかと。マニア向けです。

 

 

 

もちろん全章面白いのだが、特にひさおに響いたエピソードとご紹介しよう。

 

 

ひさおに響いたエピソード

 

 

 

【第①章 川崎憲治郎 スポットライト】

 

三年間一軍で投げていない投手「川崎憲治郎」を開幕投手に抜擢。

※開幕投手はチームのエースが務めるのが一般的なんやで

 

 

抜擢した理由に驚愕・・・

 

そんな背景があったとは。落合は天才。

 

 

 

【第②章 森野将彦 奪うか奪われるか】

 

落合政権で打点を稼ぎまくったチャンスに強く類まれな打撃センスを持つ森野。

 

しかしそんな森野でもスタメンの座を奪うのに10年かかった。

 

なぜならそこには大物ベテラン選手の壁があったから。

 

その壁を乗り越えた意外な理由。

 

落合にだけ見えていた真実。

 

 

 

 

 

【第⑤章 岡本真也 味方なき決断】

 

貴重なリリーフとして活躍した岡本。

 

その岡本でないとわからない、プルペンから見た「日本シリーズ完全試合間近の交代劇」

 

に隠された真実。

※2007年の日本シリーズで中日の先発投手であった山井を完全試合まであと1イニングという場面で交代を命じた、落合の名場面の一つだ

 

なによりも勝利を優先した落合。

 

その理由が明かされる。

 

 

 

【第⑦章 吉見一起 エースの条件】

 

 

先発エースとした活躍した吉見。

 

活躍を続けながらも、落合はエースと認めなかった。

 

なぜ認めなかったのか。

 

落合が考えるエースの条件とは。

 

そして吉見は認められたのか。

 

 

 

【第⑧章 和田和浩 逃げ場のない地獄】

 

 

主砲として活躍し、2,000本安打+300本塁打を記録した遅咲きのスター和田。

 

西武からFA宣言し、自信を持って臨んだ中日でのシーズン。

 

そこで落合から掛けられた以外な言葉。。。

 

まさに逃げ場のない地獄のなか戦った和田の記録だ。

 

 

 

【第⑫章 荒木雅博 内面に生まれたもの】

 

 

井端とセカンド・ショートでコンビを組み、高い守備力に俊足、

 

そして堅実な打撃で2,000本安打を達成した荒木。

 

落合が中日で一番練習していたと認める男。

 

そして一番会話をしたといわれる男。

※落合は選手とほとんどコミュニケーションをとらないことで有名

 

そんな荒木が、順風満帆なセカンドの定位置からショートへコンバートされた。

 

その理由に隠された以外な背景。

 

そして荒木という男の強さ(根性やばい)

 

必見です。

 

 

 

こんなとこです!

 

プロ野球ファンは絶対読むべき。

 

 

 

 

心を揺さぶる一冊でした。

 

 

ではまた!

 


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