こんばんは。ひさおです。
私ひさお36歳。これまで数十回以上の結婚式に招待いただき出席してきた。
そしてついにアレのご指名をいただいたのだ。
そう
乾杯の挨拶だ
これまでに2次会の司会や余興などの経験はあったが挨拶は初。
この挨拶があるだけで、ただただ新郎新婦を祝い、酒を飲み、美味い飯を食べ、気の知れた仲間と騒ぐという
楽しくてラクなイベントがとんでもないものに変わる。
事実、乾杯の挨拶が終わるまでは気が抜けなかった。。。
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では、本題に入ろう。
乾杯の挨拶のご指名をいただき、挨拶文を考えることに。
やるからにはウケたい
との強い想いから研究に研究を重ねた。
書物を漁ったり、youtubeで乾杯の挨拶動画を漁ったり。
どれもピンとくるものはなかった。
そんなある日友人と今回の件について話をしていると
一冊の小説を紹介されたのだ。
彼女自身も友人の結婚式で友人代表挨拶を頼まれ、この小説が参考になったとのこと。
これだ。
【本日は、お日柄もよく】
著 原田マハ
あらすじ OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼馴染の厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。 ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。 それは伝説のスピーチライター「久遠久美」の祝辞だった。 空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。 久美の教えを受け「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された! 目頭が熱くなるお仕事小説。 本著より引用
といった具合だ。
この伝説のスピーチライターの教えがとても参考になるのだ
著書で書かれているスピーチの極意10カ条を紹介しよう。
1.スピーチの目指すところを明確にすること。 2.エピソード、具体例を盛り込んだ原稿を作り、全文暗記すること。 3.力を抜き、心静かに平常心で臨むこと。 4.タイムキーパーを立てること。 5.トップバッターとして登場するのは極力避けること。 6.聴衆が静かになるのを待って始めること。 7.しっかりと前を向き、右左を向いて、会場全体を見渡しながら語りかけること。 8.言葉はゆっくり、声は腹から出すこと。 9.導入部は静かに、徐々に盛り上げ、感動的にしめくくること 10.最後まで、決して泣かないこと。
以上。マジ参考になるよ。
これを忠実に守れば大外しすることはない。
他、小説内で語られていたことや、私が実践してみてよかったことがあるので
あわせて紹介しよう。
・えー、あーといった余計な言葉を入れない。これはテンポが悪くなるし、何より聞き手が不快に感じる ・挨拶を声に出して読み上げる。それをスマホで録音して何度も聞いてみる。すると暗記しやすいし、声の抑揚の付け方、話すスピードなど気付きが多い。聞くだけなら移動中でもできるため便利。タイムキーパーの代わりにもなる。 ・ありきたりな挨拶にならないようにする。「新郎とは○○からの友人で~」などは司会から紹介があるため内容が被ってしまう。言わなくてよい。 ・短く。とにかく短く。私の挨拶は3分程度だった。3分以下が理想だろう。
以上だ。ぜひとも参考にしてほしい。
もう一度著書を紹介しておこう。
【本日は、お日柄もよく】
著 原田マハ
乾杯の挨拶、その他スピーチを頼まれた貴方の力になると幸いだ。
幸運を祈る
~あとがき~
ちなみに私の乾杯の挨拶は85点ほどだった。
爆笑は取れなかったが、ほどよい笑いは取れたと思う。
どうしても緊張してしまい、抑揚が甘かったり、表現豊かに話すことができなかった点は悔やまれる。
でも新郎が思いのほか褒めてたのでよしとしよう